上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ブログ開設3日目なので内容のあるものを書き始めたいと思います。

数日前に「北米のマッキンリー山で雪崩、日本人遭難」のニュースを聞いた時一瞬「まさか!」と思いました。
それは一ヶ月くらい前にろう者の冒険家 大窪康之さんから「これからマッキンリー登頂に挑戦する」という内容のメールを頂いていたからです。

大窪康之さんは現在41歳、2歳のときに病気で聴覚を失い、ろう学校を卒業後、海外旅行や南極点、北極点到達などを経て、世界7大陸最高峰登頂、いわゆるセブンサミット登頂を挑戦中で達成すればろう者で世界初という凄い人です。

私が初めて大窪さんにお会いしたのは2008年の4月の終わりでゴールデンウィークを利用してろう学校時代のお友達を連れて観光がてらオーストラリア大陸最高峰コジオスコ山登頂にやって来て私がご案内させて頂きました。
コジオスコ山というのはオーストラリア大陸最高峰といっても標高が2,228mしかなく、チェアリフトを使うと往復で最短4時間位でトレッキング気分で登れてしまうので私のツアーでも一般の方がたくさん参加されます。

しかしその時は運悪く登山の前夜から季節外れの雪が降り出し当日の朝は猛吹雪になっていました。例年より4週間以上も早い初雪で登山道に50cm以上の雪が積もり、国立公園事務所も登山道を閉鎖するしかなく、大窪さんは何とか一人でも登る方法はないかと私に交渉を依頼してきましたが、私も何度も登っている山ですから雪の装備さえあれば案内できたかもしれませんが、まさかの雪に装備も不十分だし、こんな簡単な山で万が一のことがあってはいけないので、残念ながらずあきらめてもらうしかありませんでした。
大窪さんも分かってくれ「冒険に失敗はつきものです。必ずまた来ます。」と紙に書いて、にこっと笑ってくれました。

ちなみに大窪さんも含めて3人とも耳の聞こえない方ですから会話はすべて筆談です。移動の車の中では私は運転しながら黙っているしかありません。3人は手話などで何やら話しているのですが私にはわかりません。
途中の休憩や食事の合間あるいはホテルなどで筆談でたくさんの会話をしました。その時の殴り書いたノートや紙の束が今でも懐かしく私の手元に残っています。

そして翌2009年2月真夏のベストシーズンに大窪さんは再び、今度は一人でシドニーにやって来、無事コジオスコに登頂しました。その時は観光はいいからシドニーのろう学校を訪問したいとのことで、登頂後、私の家に泊まってもらいながら前もって連絡を取っておいたろう学校を訪問したり、ビーチでBBQしたりしました。

大窪さんは2回目のオーストラリア訪問の直前に南極大陸最高峰ビンソンマシフ(4,892m)それ以前に既にアフリカ最高峰キリマンジャロ(5,895m)を登頂していました。

その後2009年9月ヨーロッパ大陸最高峰エルブルスに頂上直前で悪天候の為、断念。翌2010年1月南米アコンカグア(6,959m)登頂成功、同年9月エルブルス細動挑戦し、登頂成功。見事5大陸最高峰登頂を達成しました。

残るはマッキンリー(6,194m)と世界最高峰のエベレスト(8,848m)の最難関です。

さて本題に戻りますが、今回遭難したのは大窪さんではありませんでした。

現在大窪さんが挑戦中のマッキンリーは皆さんもご存じの通り、冒険家の植村直己さんが遭難した山で、今回雪崩に巻き込まれ遭難した方たちもかなりのベテランだった様です。あと30分で目的のキャンプ地にたどりつく直前の出来事だったそうですが本当に残念です。今年は特に天候が悪く厳しいという情報もあるそうです。

ろう者である大窪さんは個人では当局からの入山許可が下りなかったので日本人のベテラン登山家3人とパーティーを組んで今まさに登頂に挑んでいる最中だと思いますが登頂の成功と無事の生還を祈らずにはいられません。

大窪康之さんの冒険の経歴などは下記のサイトで
http://deafookubo.web.fc2.com/index.htm

写真は大窪さんとコジオスコ山頂で。
大窪康之さんとコジオスコ山頂で

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://kitouraustralia.blog.fc2.com/tb.php/5-36cd1463
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。