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こうして私達はジェーミーさんやピーターさんという人物達との出会いによってマーレイコッドの本当の聖地にいざなわれて行きました。

ここで「マーレイコッドの釣りの特殊性」について説明させていただきたいと思います。

マーレイコッドの聖地の地域事情
マーレイコッドはオーストラリアの一部の地域にのみ生息する魚で絶滅危惧種に指定されており、多くの人達に「もうなかなか釣れない大変珍しい魚」と思われています。実際私も十数年前初めてガイドを使っても2日間で2人で1本、その後も1日1人2、3本釣れたら大釣果という感じでした。

マーレイコッドが現在最も多く生息しているマーレイ・ダーリング水系の下流部分は以前の乱獲と農薬などの乱用で一時期はほとんど魚がいなくなってしまいました。今ではだいぶ魚の保護と水質保全が進んできたので少しづつ魚も増えつつあるようでがまだまだ魚の数は少ないと言わざるを得ません。

それに対して同水系の上流部の3つの川、セバンリバー、グワイダーリバー、マッキンタイアーリバーなどは険しい岩山の間を流れ、人里から遠く離れている部分が多くまだまだ沢山の野生のマーレイコッドが自然のままに生息しています。
それらの川が平地を流れる部分の周辺ははほとんどが牛や羊などの家畜を養殖している牧草地であり、険しい岩山などの山間部も含めてほとんどが私有地 (プライベートプロパティー)となっています。

オーストラリアでは川自体は公共の物ですが、釣りのポイントを求めて川に近づこうとすると、牧場などの私有地に入っていかないとアクセスできない地域がほとんどなので、橋の側や国立公園の中の川など誰でも釣りができるアクセスの良い所にはもう魚はほとんどいなくなってしまっているのです。

実際、オーストラリアではマーレイコッドだけを狙って釣りをしている釣り人は非常に少ないです。ゴールデンパーチ、シルバーパーチなど割と釣りやすい他の淡水魚を釣っていてたまたま運良くマーレイコッドが釣れたりするのです。

ですからマーレイコッドを本格的に狙って釣ろうと思うと地元のフィシングガイドに頼ろうと思うのが常識的な考えです。

ところが、これはジェーミーやピーターさん達と付き合い始めて分かったことですが、マーレイコッドが現在でも多く生息するいわゆる聖地と呼ばれるような地域に住み自分の土地の中に川を持つ地元の住む牧場の人々はマーレイコッドのフィッシングガイドが、素性の知れないオーストラリア人の客を連れてくるのを大変嫌がります。
 昔はそんなことは無かったらしいのですが地元ガイドが連れて来たポイントにあとで客が自分達だけでまた戻って来て魚を乱獲したり、勝手にキャンプしてごみを散らかしたり、中には川から水を引く農業用ポンプなどを盗んでいく人もいるというのです。
ですから牧場主たちはフィッシングガイドは信用しているけれども、彼らが釣れてくるお客達を信用していないし、むしろ警戒しています。
牧場には通常家畜が道路などに出ないように柵が張ってあり、そこに入っていくゲートがあります。昔は地主以外の人が川に行けるようにゲートに鍵などかかっていなかったのですが今はしっかり鍵をかけ、「この先立ち入り禁止」の看板さえ立てられてたりしています。

ですから地元のフィッシングガイドはよく知った友人か親戚でもない限り、牧場主に入るのを拒まれ、連れて行くポイントが限られてしまいます。
そういうコネもないガイドはしかたがないのでアクセスの良い、しかしもう既に魚が少なく釣れなくなっている誰でも行ける川に釣れて行ったり、人口の養殖池などに連れて行くしかないのです。

だから十数年前、初めてマーレイコッドを釣りに行って地元のガイドを使った時、養殖池では釣りたくないので自然の川に連れて行ってもらいましたが、河原を延々と歩かされた結果、2日間で友人はボウズ、私は45cmが1本という結果だったのです。

その時、私たちも「やっぱりマーレイコッドってなかなか釣れない魚なんだ。。。」と思いました。

そしてその後、ジェーミーとピーターさんとの出会いがありました。

ジェーミーはその地域の川や湖ででキャスティンングしていない場所はないというくらいの釣りキチだし、ピーターさんも若いころは山間部の源流をカヌーをかついで何日もかけて釣り回っていたほどの人です。更にピーターさんは地域のダム建設にもかかわった人なのでダムの地形やポイントにも詳しいのです。

二人とも「ルアービルダー」であって、「フィッシングガイド」ではありません。
長年時間をかけて一緒に釣りをしたり、彼らの作るルアーを日本の釣り具屋さんに紹介したりして私達の関係はさらに強い信頼で結ばれるようになりました。

2人ともマーレイコッドに関しては誰よりもはるかに魚とその釣りについて精通しています。 それはマーレイコッドという魚を誰よりも愛しているからです。そしてこの2人は地元の人たちに愛され信頼されています。

以前にも書きましたが、ジェーミーは干ばつのときに干上がった川からマーレイコッドを水槽に入れて別の川に運んだり、ピーターさんはいまだに乱獲する人が後を立たない中、 地元のフィッシングクラブでキャッチ&リリースを奨励し、稚魚を自然の川に 放流したりして保護に努めていて地元の名士としても信頼が厚い人です。

この二人は、私が連れてくる釣り客は全て日本からの客で後で自分達で戻って来て悪いことをする 心配がないし釣れた魚は全てリリースし絶対に殺さないマナーの良いアングラー達だと、川が敷地を通る近隣の牧場主を紹介してくれ、またその牧場主が別の牧場主を紹介してくれてたりして 今では地元のフィッシングガイドでも入れない、さまざまな場所の私有地に入って常にベストなポイントで釣りを することができるようになりました。

この違いは2007年2月に奥村和正さんを私が案内し、田辺哲男さんが地元のガイドとほぼ同じ日程で釣行に来、釣果に雲泥の差が出たという事実が証明しています。

現在の私のマーレイコッドツアーはジェイミーやピーターさんを初めとする地元の人達との出会い と現在に至る友情と信頼によって成り立っているのです。

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ジェイミーはいつも凄いところに連れて行ってくれるのでわくわくします。


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ジェーミーのルアー「ポパイ」で釣った魚。
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ピーター レッドマンさんー運命を変えたもう一人の人物との出会い


現在マーレイコッドフィッシングツアーでファームステイでお世話になっている、ピーター レッドマンさん。
とっても温かく、人格も素晴らしい人で、私のお客さんの中には「マーレイコッドも釣りたいけど、ピーターさんの家族にまた会いに来たい!」と言う人も多いくらいです。

そのピーターさんとの出会いは、ジェーミーを通してです。彼の古くからの友人で、私達がジェーミーと知り合ってから間もなく紹介されました。

この時はジェーミーが用事があって一緒に行けないからとこの人を頼って行けとピーターさんの家の行き方のメモを手渡してくれたのでした。

アッシュフォードという町から20キロくらい離れたところで牧場を経営している人でした。
その牧場の中にはなんと5キロの長さにわたって川が流れ、そこで自自由に釣りをさせてくれるということでした。

内陸部の多くの川は牧場などの私有地の中を流れ、一般の人が自由に入れない部分がたくさんあります。そういう場所では魚が豊富で全くスレてないわけです。

ジェーミーの紹介ということでピーターさんは初対面にもかかわらず、自分の牧場の川を案内してくれ一緒に釣りをしてくれました。

その川は他の誰も入ってこれないためにメータークラスの魚が潜み、60cm前後のアベレージクラスなら面白いように釣れてしまうのです。

私達はついに本当の聖地にたどり着いてしまった!。と実感しました。

そして何度もお世話になるうちに初めは牧場内の川岸にキャンプさせてもらっていたのが、ピーターさんの家の空き部屋に泊まらせてもらい、食事も奥さんお金さんの手料理をごちそうになるようになりました。

ピーターさんにはカール君という息子とりディアちゃんという娘がいてりディアちゃんは釣りには全く興味が無いのですが、カール君は3歳のころからピーターさんに釣りに連れて行かれていたので初めて会ったとき9歳のカール君のキャスティングのうまさと言ったら半端じゃありませんでした。

私達が釣りに行くたびに、学校が休みだとカール君も一緒に、そして時々はジェーミーやその友達も一緒に陸っぱりや、カヌーを浮かべたりしてマーレイコッドフィッシングを楽しみました。

ピーターさんは、牧場を経営する傍ら、専門学校で大工の先生をしていてさらに手作りルアーも製作している忙しい人です。

ジェーミーの友人ですが2人にはたくさん共通点があります。大工さん、ルアービルダー、釣りキチ、これだけでも十分なんですが二人の大きな共通点は「マーレイコッドという魚をこよなく愛している」ということです。

ジェーミーは干ばつのとき干上がった川から、息も絶え絶えな瀕死のマーレイコッドをトラックに積んだ大きな水槽に入れて水のある川に放流したりする男なんです。

ピーターさんは地元のフィッシング クラブの会長を務めたこともあり、キャッチ&リリースを広める運動を推進して絶滅危惧種に指定されているマーレイコッドを守り、マーレイコッドの稚魚を国立公園の川に放流する活動などを続けています。

私達も彼らの意思を尊重し、今までに一度も魚を取ったり、殺したことはありません。

ともかく彼ら二人との出会いは、マーレイコッドの聖地へのパスポートを手に入れたと言っても過言ではありません。

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ピーターさんお家族、二人のお子さんたちはもう既にかなり大人に成長しています。

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ピーターさんのルアー工房。いつも必ず見学させてくれます。

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カール君の釣った88cmのマーレイコッド。
おかっぱりをしているとピーターさんに「クロ達より先に行くな!」と怒られても平気で先に行って釣っていました。(苦笑)
「マーレイコッド フィッシング」についてのお話が続いています。
かなりマニアックな釣りなので、釣りに興味のない方には面白くない話かと思いますがもう少しお付き合いください。


その頃、私達はインフォメーションセンターや釣り具屋さんでメーターオーバーのモンスターフィッシュを抱える地元アングラーの写真を何度も目にしていましたが、その中でも突出していた人がいました。どこに行ってもこの人の写真があります。

その人の名前はジェイミー フレットさん。彼との出会いの経緯は話が長くなりますのでここでは省略しますが、ともかく彼との出会いが私達の運命を変え、私がマーレイコッドフィッシングツアーを始めるきっかけになったことは確かです。

ジェーミーはマーレイコッドの聖地といわれるニューサウスウェルズ州 インバレルに生まれ(現在はQLD州在住)マーレイコッドのルアービルダー(ルアー製作者)で私達が数年前に初めて使ったガイドが投げさせたのも彼が作っているルアーでした。

彼は少年時代からマーレイコッドのフィッシングの虜になり、ついに自分でルアーを作り始めたのです。
そして1年365日の内、300日は釣りをしているという釣りキチで、地元の新聞や全国版の釣り雑誌などでも大物を釣った写真が紹介されたりるので地元の人やその世界の人には有名人です。
マーレイコッドのことなら何でも知っていると言っても過言ではありません。

彼はもともとの職業は大工さんで、あくまでもルアービルダーであり、フィッシングガイドではないので友人以外の一般の客はガイドはしませんが、私は頼めばガイドもしてくれるし最新情報も詳しく教えてくれるくらいの信頼関係を築くことが出来ました。後ほど書きますが、ルアーマガジンの取材で2007年にモンスターバスハンターとして有名な奥村和正さんを案内した時も活躍してくれました。つい最近、彼もついに結婚して子供ができ別の町に引っ越してしまったので最近は電話しか話をしていませんが相変わらず元気です。

とにかく彼の釣ったモンスター マーレイコッドの写真をご覧ください。

Jamie Flett 01

Jamie Flett 02

Jamie Flett 03

ジェイミーの最高記録は143cmのウルトラ モンスターですがその写真が今、PCの中になぜか見当たらないのでまた見つかったら紹介します。

そして彼の作るツアーの写真です。モンスターフィッシュを釣る定番となっています。

JamieMudeyeLure.jpg


しばらくブログをお休みしてしまいました。申し訳ありません。

もともとPCの前に座るのが苦手なので1日お休みするとずるずると行っちゃいますね。

いろいろと言い訳があるのですが、それを書く時間があったらお話の続きを書くべきですね。


それではマーレイコッドの聖地にたどり着くまでのお話の続きです。


私たちはやはりガイドなしでは難しいと悟り、その後、地元の様々なフィッシングガイドさんに頼りマーレイコッドを追いかけて行きました。おそらくこの地域のガイドさんはほとんどお世話になったと思います。

ガイドさんの中には私有地の中の養殖池に連れて行ってくれたガイドさんもいました。
そこはボートを浮かべて釣りをしなければならないくらい湖のようにかなりの広さを持ち、人口池とは思えない美しく、素晴らしいたたずまいを持っていました。
しかし、やはりどんなに広くて自然のように見えても養殖場は釣り掘りの延長でしかありません

ある時は、鉱物資源の採掘場跡に水が溜まった所に魚を放流した場所に連れていかれたこともありました。私達の欲求レベルが上がっていたからかもしれませんが、こんなところで魚が釣れても全然うれしくないと思いました。やはり養殖池というのは残念ながら日本人の釣り人の価値観には合いません。日本から高い飛行機代を払って来る。釣り客にしてみればなおさらです。

さらに言えばエサが豊富だったりするせいか、養殖池では思ったほどルアーに反応してきません。自然の川で釣れないときにバックアップとして養殖池で釣れれば最高ですが、養殖場よりも自然の川の方が良く釣れるのなら釣り人にとってはその存在価値もなくなってしまいます。

実際この後に私達が出会った聖地の自然の川は養殖場など問題にならないくらいによく釣れました。

ともかく色々なガイドさんにお世話になりながら、私達は色々な場所に連れて行ってもらいマーレイコッドを釣らせてもらいました。
私達に魚を釣らせてあげよう言う熱心な態度はどのガイドさんにも共通していて、とても好感が持てました。

そして、そこそこの数と大きさが釣れると私達の欲求はさらに膨らんでいきメーターオーバーのモンスターを釣りたくなって来ました。

「モンスターフィッシュを釣りたい!」その目標を追い求める過程で私達のマーレイコッドフィッシング
の運命を変える人物達に出会っていくことになるのです。

(続く)

今週に入って毎日更新の目標が早くも挫折しておりますが、先日は一生懸命書いた記事が「記事を保存」を押したにもかかわらず保存されなくて、せっかく書いた苦労がすべて消え、茫然自失状態でした。
結構へこみますね。

無理せずに続けていくことが大事かと。。。

さて、気を取り直してお話の続きを。。。。


(これはマーレイコッドに出会ったころのお話でマーレイコッドフィッシングツアーを始めるようになった顛末記です。)


「フィッシング ガイドなしで自分達だけでも じゅうぶん釣れる!」
と確信(じつは思い込み)した私たちはその後、聞きかじりの情報をもとに1週間から10日間ほどの釣行を何度か繰り返しました。

ある時は湖にボートを出し、地図を見ながら奥へ奥へ進んでいると思ったら渇水の為に岬が大きな島になっていてその島の周りをぐるぐると回っているだけだったことに気がついたり、釣りの合間に観光をしようと立ち寄った国立公園の島で本当は禁止されている淡水の釣りを知らないでして魚を釣ったらレンジャーにものすごく怒られたりとか今となっては笑い話となった懐かしい思い出やエピソードがたくさんあります。
全部は紹介できませんが、ここではそのうちの一つのエピソードを紹介します。

あるとき、モンスター級のマーレイコッドが生息するという情報の大きなダム湖に3人で1週間キャンプしたこともありました。
毎日毎日、まるで修行僧か何かのように、日の出から夕暮れまでひたすらルアーを投げてもピクリとも来ません。最終日に一人の友人に来た魚は大きなナマズでした。

結局はそれが唯一の釣果だったのですが、私たちは往生際悪く、残りわずかな時間をあとワンキャスト、もう一投、と続けていきましたが、周りが暗くなって来たのでついにその時はマーレイコッドの姿を見ることなく終了となりました。

ボートで戻ろうとしたら途中でスクリューにトラブルが発生してゆっくりとしか進めなくなり、もう少しで岸にたどり着くところでスクリューが完全にダメになって前進できなくなってしまいました。(この時はまだボムボートに小さなエンジンを積んで使っていました。)

あたりは真っ暗。それでもなんとか岸にはたどり着けましたが車がどこにあるのか分かりません。なるべく分かりやすいようにと車を水際ぎりぎりに停めておいたのですがあいにくの新月で懐中電灯はありますが全くの暗闇のなかどちらに進んでどれだけ歩けば車にたどり着けるか全く分からない状態でした。

友人の一人が「この丸い大きな岩は見覚えがある。絶対にこっちだ!」と断言したので懐中電灯で足元を照らしながらその方向に歩き始めました。オーストラリアには毒蛇などもいますから闇夜の草むらを歩いて行くのはけっこう怖いことです。

しばらく歩き続けると同じような丸い大きな岩がいくつもあることが分かり、「絶対こっちだ」と言った友人もだんだん自信がなくなってきました。かなり歩いてもなかなか車にたどり着けないし暗闇の中足場の悪いところを歩くのはやはり危険な行為です。

そこで私はあてもなく湾曲した湖のほとりを歩くより、キャンプ場の道路に出てキャンプ場までまっすぐに続く道を歩きテントに戻った方が確実だと判断し徒歩でキャンプ場に戻りました。

合計3時間以上は歩き続けたでしょうか。かなりくたくたでしたが夕食を作って食べ、寝袋にやっと潜り込んだ時には深夜を過ぎていました。

翌朝、私は一人で車を探しに出かけましたが、真っ赤な私の4WD車は遠目からもすぐに分かりすぐに見つけることが出来ました。まさに「天 晴れぬれば、地 明らかなり」です。キャンプ場に車で戻り、朝ごはんを食べ、テントを撤収してからボートを回収しました。


その後も地図や情報をもとにありとあらゆる川や湖で釣りをしました。
前年初めて自分たちが釣ったアボリジニのキャンプ場の滝壺にも行ってみましたがその時は滝にごうごうと水が流れ、命の危険さえ感じて釣りどころではなかったので止めました。
時には先住民のアボリジニの子供たちにからかわれたり、地元の警察官に怪しまれたりしながら色々な場所にキャンプしたりボートを浮かべたりしてもなかなかマーレイコッドに出会うことはできませんでした。

マーレイコッドは一般的には簡単に釣れる魚ではないと言われていることを実感しました。

「やっぱりガイドなしでは厳しいのかな。。。」

(つづく)


PatrolRed01.jpg
この赤い4WDは私の愛車NISSAN パトロール。これで砂漠を走ったり、いろいろな所に行きました。40万キロ近く走破しています。



私がマーレイコッドに初めて出会ったのはもう十数年前になります。

初めての場所で初めての魚を釣るにはやはりその魚に精通した地元フィッシングガイドを使うというのは釣りにおいては基本であり王道といえます。

その時も1泊2日の予定でアーミデールという町に住むミックさんというガイドさん(2007年に田辺哲男さんを案内した)にお願いしました。泊っていたモーテルまで迎えに釣り道具などの荷物を積み込み出発すると延々と続く牧場や草原を車で走りました。その時は初めての場所ではどこをどう走っているのかさっぱりわかりませんでしたが期待で胸が膨らみわくわくしながら景色を眺めていました。

しかし、延々と河原をひたすら歩かされ、キャスティングを繰り返しましたが1日目は2人ともボーズ。(1匹も釣れないこと)2日目も場所は違うけど同じように河原を歩き続け、その結果、私が40cmくらいの小型のマーレイコッドを1本釣っただけで、私の友人はボーズでした。2日間も高いガイド代を払ってこれっぽっちょの釣果に僕たちはがっかりでした。(2007年に放映された番組を見たら田辺さんも同じように河原を歩いてあまり釣れていませんでした。最後には65cmくらいの良型を釣ってなんとか結果を出していました。さすが田辺さん!)

私たちはその後まだ2~3日はその地域で釣りをする予定だったのですが、もう他のフィッシングガイドを雇う金銭的余裕がありませんでした。

河原を歩くくらいなら自分たちだけでもできるし、なんとか自分たちだけで釣りをしてみようとその地域のインフォメーションセンター、釣り具屋さんやガソリンスタンドで手当たり次第に「マーレイコッドはどこで釣れるのか?」と聞いてまわりました。しかしなかなか釣れませんでした。

しかし偶然出会った先住民アボリジニのナショナルパーク レンジャーにアボリジニの土地のキャンプ場に行くといい場所があると聞き行ってみることにしました。

断崖絶壁から命がけで滝壺のそばに降りて行き、ルアーを投げていると私のルアーに反応があり、良い型のマーレイコッドが釣れました。場所を移したところで友人にも2本の魚を釣り私たちは舞い上がりました。

「ガイドなしでも自分たちだけでじゅうぶん釣れる!」

しかしこれが後にとんでもない間違いだったことに気後付くことになるのです。

CodEatBirdBlog.jpg

マーレイコッドが水鳥を食べたてまだ足が出ているのに
ルアーに食いついてきて釣れた衝撃的な写真。

まさに獰猛な魚と言える。
私はマーレイコッド フィッシングについてはオーストラリアの日本人では第一人者と言われていますのでまずはマーレイコッド フィッシングからお話をしたいと思います。

マーレイコッド(英語ではMurray Cod、日本語表記はマーレーコッド、マレーコッドなどもあります。オーストラリア先住民族アボリジニはグードゥー Goodoo と呼んでいます。)はオーストラリア大陸の一部の川や湖にしか生息していない魚で現在は絶滅危惧種に指定されています。
マーレイ・ダーリング水系に生息していてでっぷりとしていてタラ(コッド)みたいなのでその名がついたようです。

「世界3大淡水魚」って聞いたことありますか? アマゾンのピラルク、アフリカのナイルパーチ、そしてオーストラリアのマーレイコッドが入るそうです。
 世界に秘境には2メートルを超える大ナマズや淡水のエイなどもいるので果たして世界3大淡水魚がこれでいいのかは私にはよく分かりませんが、マーレイコッドの最大記録は183センチ113キロ(250ポンド)。

こんな写真も残っています。

CodBW.jpg

確かにデカいです!巨大です!

オーストラリアの内陸への入植がすすむに従って食用として乱獲され、数が激減し最近はなかなか釣れないあまり釣れない魚だと思われています

マーレイコッドの生息地のインフォメーションセンターや釣り具、パブなどにはこんなマーレイコッドの剥製がよく飾ってあります。

CodHakusei.jpg

近年では、水鳥や小動物まで丸呑みにするモンスターとして知られて来、オーストラリア国内外からマニアックなアングラーがマーレイコッドを釣りに来ます。

マーレイコッドはルアーフィッシングの好ターゲットであり、特にトップウォータールアーに水面を大爆発させてルアーに強烈にアタックする獰猛さには誰もが度肝を抜かれます。

これからしばらくオーストラリアの釣りの話題で楽しんで頂きたいと思います。

私は子供のころは近所の多摩川でフナ釣りなどしていたこともありましたが、本格的に釣りを始めたのはオーストラリアに来てからです。オーストラリアは言うまでもなく海に囲まれ、特にシドニーとその近辺の複雑に入り組んだ湾内では手軽にアジやタイやコチなど美味しい魚がたくさん釣れ、外洋に出ると季節によりますがカジキ、マグロ、ヒラマサ、シイラなども狙えます。

カジキ


淡水魚も、大きな大陸ですからいろいろな地域でいろいろな魚が釣れ、大陸の南東部やタスマニアの山間部ではトラウト類、北部の亜熱帯地方ではバラマンディーやサラトガそして大陸の南東部一部にすか生息しないオーストラリアの固有種マーレイコッドなど。。

オーストラリアはまさに釣り天国でもあります。

私は海釣りも淡水の釣りも両方ともやりますし、案内もしますが、どちらかと言うと淡水のルアーの釣りが好きです。バス、トラウト、マーレイコッドなどの釣りです。

これらの魚を釣るために、普通では行かないような場所に4WD車で入り込み、川や湖などのほとりにキャンプしたりするのが大好きです。朝もや、夕焼け、日常では見れない素晴らしい景色にたくさん出会えるからです。

朝もや


夕焼け






今日はほんとはブルーマウンテンズの草花をご紹介しようと思ったんですけど写真の整理がついていないのでまたの機会にまわすとして今日はブルーマウンテンズのバス フィッシング ツアーのご紹介です。(釣りファンの方、お待ちどうさまでした!)

ブルーマウンテンズ周辺でオーストラリアン バスやレインボートラウト、ブラウントラウトなどの淡水魚が釣れます。トラウト類はブルーマウンテンズを超えた地域の川や湖で釣れますが、昔はよく行っていましたが数年前までの干ばつで川が干上がってしまったり、近年の大雨による増水などコンディションがあまり良くないので最近はあまり行っていません。今年後半あたりからは天候が落ち着いたらまた行ってみたいと思っています。

オーストラリアン バスはオーストラリアの固有種でスモールマウスバスの種類に属し、ハンターバレー地域の湖では50~60cmくらいの大型もいます。

最近はバラマンディーやマーレイコッドの釣りで忙しいのであまりバス釣りにも行っていないのですが、ブルーマウンテンズの手前のネピアン川はシドニーから手軽に日帰りで行けて30~40cmくらいのバスがたくさん釣れて楽しめます。

ルアーという疑似餌を使った、釣りをしない人には理解できない?いわゆるキャッチ&リリースのマニアックな釣りですが日本では琵琶湖を初め今や日本中の湖や野池にブラックバス(ラージマウスバスの種類)が生息していてそれを釣って楽しむ人がいるんです。

私の釣りのお客さんもかなりマニアックな方が多いのですが。。。

下の写真は日本から来た大学生を連れていったときの写真です。いい顔してますね。


バスフィッシング01

ボートで奥に行くと両側が断崖絶壁の素晴らしい景色になって行き、キャスティングしているだけで心が癒やされます。

バスフィッシング02

私も釣っちゃいました。

バスフィッシング04

マッキンリー登頂に挑戦しに行った大窪康之さんから昨夜メールがありました。

(大窪さんについては以前に私が書いたブログの記事をお読みください。こちらも関連記事です。)

「黒沢様 ご心配と応援ありがとうございました。
私のコンディション不調より、登頂する事が出来ませんでしたが、これまでにない経験をして、本当に貴重な体験をさせていただきました。アラスカの雄大な風景などほんとうに最高でした。登頂できず、とても悔しくて悔しくてたまりませんが再度リベンジしたいと思います。応援してくださった皆様、こんな結果になってしまいましたが大変申し訳ありません。また応援・ご支援を宜しくお願申し上げます。帰国は予定通りします。(7月1日)大窪康之」

以上ン、メールの内容ですが、アンカレッジに戻ったところでやっとメールができ連絡してくださいました。

片山右京さんもメールで言っていました。「マッキンリーは簡単じゃない。」と。
きっと応援のメールを送ってくださった片山右京さんにも同じメールが届いていることと思います。

とにかく無事に帰ってこれて本当によかったです。命さえあれば何度でも挑戦できます。

大窪さんがにっこりとほほ笑んでメモに書いて見せてくれた時のことが思い出されます。
「冒険に失敗はつきものです。また挑戦します。」と。

これからも大窪さんの挑戦を応援していきたいと思います。

okubovinson.jpg
南極大陸最高峰ビンソンマシフの登頂に成功した時の大窪康之さん
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